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Minamoca Lab.について

MInamoca Lab.(ミナモカ・ラボ)は、ニューロガストロノミー研究家兼サイエンスライターの大嶋絵理奈が有志で運営する、食と科学のウェブメディアです。

本メディアでは、食にまつわる科学研究をご紹介しながら、“おいしさは脳で味わう”というテーマを追求していきます。

以下では、メディア開設の理由2点を述べたあと、筆者のプロフィールを掲載しております。

(1)食べ過ぎてしまうのは脳のバグ

おいしさを感じるといえば、味覚をイメージされるかもしれません。味覚は、エネルギー源となる食べ物と、体に毒である食べ物を見分けるために発達したと言われています。例えば、甘いものはエネルギー源となるからおいしく感じ、苦いものは毒物のシグナルであるから苦手に感じる、といった具合にです。

ところが、最近の私たちは、体に悪いものを好きになってしまったり、過度に食べ過ぎてしまったりすることがよくあります。私たちの体が、体に良いものと悪いものを区別する感覚を発達させているのであれば、これは不合理なことです。

なぜ不合理なことが起きてしまうのか?その答えは、脳にあります。

最新の研究では、肥満は精神疾患であるとも言われています。肥満の人は、単に「食べるのが好き」というレベルではなく、たとえば食べ物の見た目(視覚)の情報処理や、食べ物の量に対する認識のあり方が、脳のレベルで違うことが明らかになっています。

逆に言えば、脳のクセを修正していくことで、精神的に無理なく、健康的な食生活を実施していけるようになります。

肥満は世界的な問題であり、生活習慣病にもつながります。また、見た目の面でも、肥満を解消したい方は多いでしょう。おいしさと脳の関係を調べていくことで、食体験のみならず、人々の健康的な生活を後押しできると信じています。

(2)料理のおいしさは食べる人で決まる

「この世界にある全ての物事の存在は、受け手がどのように知覚・認知しているかに委ねられている。」

筆者はこの思想が、かなり強いタイプです。人はそれぞれ生きてきた環境が違うので、「A」という情報を伝えて、全ての人に同じように「A」と伝わることは期待していません。

それでも、情報を受け取る器官は人の脳である限り、脳のクセやしくみの理解を深めることで、せめて「A」が「B」と伝わるのを防ぎ、「A’」ぐらいには伝えられるのではないか、と考えています。

「何を伝えるか」と同じぐらい、「誰がどう受け取るか」に寄り添うことが重要なのです。

料理や食べ物もまったく同じです。自分の表現したいことをどんなに巧みな技術を使って料理に込めても、100%それが相手に伝わることは難しいものです。どんなに調理技術が進歩して素晴らしい料理が出てきても、それが受け手に伝わらなかったら残念です。

伝達を最大化する方法は、脳を理解することであり、人がどう受け取るかに焦点を当てることだと思っています。

このような背景から、私は、「人は食べ物やおいしさをどのように感じるのか」に特化した発信を行うことに致しました。レストランのシェフや食品メーカーの開発者のみならず、自宅で大切な人に料理を振る舞いたいような、食べ物を提供することに関わる全ての人に役立つような知識をお伝えしていきたいと思います。

本メディアの記事を通じて、みなさまご自身のライフスタイルや、アイデアの拡張、アウトプットなどにご活用いただければ幸いでございます。

新着記事のお知らせは、主に公式Twitterにて行っていきます:@Minamoca_lab

大嶋絵理奈について

略歴
1990年東京生まれ。2015年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程ならびに科学技術インタープリター養成プログラム修了。修了後は、味覚センサーを軸とする食品分析企業にてオウンドメディア『味博士の研究所』初代編集長や、製菓企業にてお菓子と科学のウェブメディア『OPENLAB Review』編集長を務めた。

2018年4月より、フリーのサイエンスライター・研究者として独立。現在は、Minamoca Lab.編集長に加え、科学・テクノロジー関連の各種ウェブメディア、『科学雑誌Newton』等で記事執筆を担当している。現在は、「味を感じる器官は脳である」と考える”ニューロガストロノミー”に関心を注ぎ、五感や認知がおいしさに与える影響を探求している。

専門領域
生命科学全般、特に分子生物学、生化学、食品化学、認知神経科学。心理学(主に認知行動療法、発達、精神疾患)。

所有資格
TOEIC840点、仏検準2級、認定心理士

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これまでお取引させていた頂いた企業様

・株式会社サイアメント:iPad用アプリ「iPS MASTER」制作協力(2014年、単発)
・AISSY株式会社;「味博士の研究所」メディア立ち上げ・運営協力(2015年〜2018年、約400本執筆)
・株式会社ニュートンプレス:「科学雑誌Newton」執筆協力(2015年〜現在、月1執筆)
・株式会社オールアバウト:「All About News Dig」執筆協力(2015年、単発)
・株式会社エイトビート:「AndMore!」執筆協力(2016年〜2017年、単発)
・株式会社BAKE:「OPENLAB Review」メディア立ち上げ・運営、商品開発協力(2016年〜2018年、約100本執筆)
・株式会社ディライトクリエイション:「オリーブオイルをひとまわし」執筆協力(2017年、単発)
・ベースフード株式会社:「BASE FOOD MAGAZINE」執筆協力(2018年〜現在、月1執筆)

イベント登壇歴

・2017年11月24日開催「Future Gastronomy Workshop」@渋谷・Fabcafe(共催)
・2018年3月18日開催「おいしいとは何か。知ることを通じて味覚を拡張する。」@渋谷・100banch(登壇)
・2019年2月16日・17日開催「美味しさを科学するEXHIBITION」@渋谷・ヒカリエ(登壇・パネル展示)

取材協力歴

・2018年5月 NTTコミュニケーション科学基礎研究所さんの触覚コンテンツ専門誌『ふるえ』Vol.17

その他

<研究について>
個人として活動しているため、分析装置など高額機材は所有しておりません。研究員としてご協力させていただく場合、分析は外注か、御社でご用意いただいたものを使用させていただく形となります。

<働き方・進路選択など>
女性の働き方やフリーランスとしての思いなど、「専門家」としての範疇を超えた内容に関する情報発信はしておりませんのでご了承ください。ただし母校での進路説明会・OG紹介等には、ご要望がありましたら無償で協力致します。

(最終更新日:2018/10/8)

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