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2018年11月13日 / Neurogastronomy

当サイト「Minamoca Lab.」の運営者である大嶋絵理奈は、「ニューロガストロノミー研究家」を名乗っている。ニューロガストロノミーとは、直訳すると「神経美食学」であり、食品の科学研究の一分野である。しかし、ニューロガストロノミーは、まだ生まれたばかりの歴史の浅い分野であることから、多くの人にと…

2018年10月8日 / Neurogastronomy

人の満腹感は、生理学的には「胃のふくらみ」と「血糖値の上昇」のふたつの要素で決まると言われている。しかし、気温や照明、誰と一緒に食べるか、どんな食器で食べるかなど、満腹感は生理学的な要素以外によっても変化する。 中でも、五感やその人の認識の仕方によって変わる満腹感のことを、筆者は「錯覚満腹感」と呼ん…

2018年10月8日 / Research

腸は「第二の脳」と呼ばれることがある。実際に、腸と脳は密接にやりとりをしていることが、近年明らかになってきている。特に、感情のコントロールや精神の安定に関わる物質である「セロトニン」の9割は、腸で作られていると言われている。 2018年8月に学術誌『PLOS ONE』に掲載された論文によれば、人の腸…

2018年10月8日 / Neurogastronomy

どんなに美味しい料理を食べても、その味をいつまでも記憶しておくことは難しい。食べ物の味を思い出そうとしても、思い浮かんでくるのは、食事のシチュエーションや、食事中に起こった何らかの”体験”など、一部の情報だけではないだろうか。 その時確かに美味しいと感動した料理を思い出せない…

2018年10月8日 / Neurogastronomy

「一人の時は少量しか食べられないのに、誰かと一緒に食べる時にはいつもより多く食べられる。」あなたは、こんな経験をしたことがないだろうか。 人の満腹感はいつも同じなわけではない。食事の見た目や食事中の環境が、満腹感を変化させるのだ。満腹感を早めに感じることができれば、食べ過ぎを防ぐことができるかもしれ…